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施工事例:京田辺市 T様邸【2017 デザインアワード グランドリフォーム 全国優秀賞】
無垢・日本家屋の良さとリビング隣接の大きなウッドデッキ
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弊社のチラシ、HPをご覧になり くずは支店に来られたのが最初の出会いでした。
ご相談は、築41年の中古住宅をご購入に当り耐震性・築年数・断熱性を考えたリフォームで、広い庭を生かしたリビングの延長のような大きなウッドデッキをご希望との事でした。その中心にはご主人様の本物志向も重ね、ご家族への思いが溢れておられました。まだ小さいお子様が自然の「氣」を感じながら素足で走り廻れる天然木の床材・自然素材のシラスを使った壁材など、お子様が心おきなく触れたり寝転がったりスクスク育つ環境作りへの拘り・その裏側には親の思いがそこに感じられました。ご希望の大きなウッドデッキでは、ご家族・友人と楽しくバーベキューを楽しんだりできるようにと内側・外側からの繋がりのイメージでした。
無垢素材・天然素材の持つメリット・デメリット・価格をお話しながらプランを進めさせて頂きました。日本家屋の良さを生かしながら現代の気密性と耐震性を上げる工事となりました。
解体してみると壁下地は竹で編んだ昔ながらの手法の土壁、躯体には筋交い、火打ちも無い状態でしたので、市からの補助金が出る数値まで耐震性を上げました。断熱性も上げる為 屋根・天井・壁・床に断熱材を多く入れました。床は通常より厚めの30mmの天然木の無垢のフローリング、壁はシラス、天井は杉板を貼りました。外壁にもシラスを採用。自然素材に囲まれているせいか、完成が近づくほど工事をする者も気持ち清々しく居心地がよく感じられました。キッチンは天然素材を避け実用性を選ばれましたが、キッチン前に奥様発案である拘りの色・素材感・ディテールに優れたタイルを多用した事でよりキッチンのイメージを引きしめておりました。キッチン背面の造作のオープンの収納棚・カウンターも奥様と高さについて入れる物の寸法の打ち合わせを重ね、見た目と収能力を両立することができました。
実生活面の快適性の一つである空調については、リビングが広く裏庭側の窓も大きいのでエアコンの効きが心配でしたが、床、壁、天井、屋根に断熱材やLow-eガラスのサッシを採用した事でエアコンの効きは早いということでした。
お引き渡しが終わり回想すると、施主様と工事の者・コーディネーターと何回も打合せを重ね、色々とお叱りを受けながら私どもも必死で向かわせて頂きました。願わくば、お子様の成長・親御様の思いが少しでも形に添うような暮らしにと、思いを馳せさせて頂く思い入れの深い一軒となりました。工事をさせて頂き、有難うございました。