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群馬工場視察研修会
2019年10月3日
先日、パナソニックさんから工場見学の招待いただき群馬県まで行ってきました。
移動で半日かかりました。
主にフロアー材を作っている工場で、突き板のフローリングを作っているところを見学できました。
フローリング材は何層にも積み重なった合板のフローリングと、重ね合っていなくて一つの層の板になっている無垢板と分かれます。
何層にも積み重なった合板のフローリングのほうが、種類も多く取扱いは多いです。無垢板に比べると傷が付きにくくて、汚れにくいのと金額も安いのもあるので合板のフローリング材が実用的ではあります。
無垢板のほうは質感、温もりがよく、体にも良い影響を与えてくれたりする良さはありますが、傷や汚れはつきやすく金額は高めとなります。
パナソニックさんは合板のフローリング材に力を入れていまして、突き板はエイジング処理という独自の方法で、熱で木の色合いを際立たせた木の表情になっています。
合板も2種類あり、シート仕上げと突き板仕上げです。シート仕上げは表面は木目のプリントをしたシートを貼っています。
突き板仕上げは木を角材にしたものを1mm以下に薄くスライスしたものを貼りつけています。
これらの工程は機械がしているのですが、薄くスライスした1mm以下のシート状の突き板を、1枚、1枚を人の目でNG品かどうか検査していました。
最終検査も人の目が検査していて、色によっては照明の数や違う角度の照明をあてて検査しており、かなりの数が次から次へと流れてくるのを人の目が検査されていました。集中力が必要で大変でかなりハード業務ですよね。すごいです。
下記写真は弊社くずは支店の床でフローリングのサンプルを埋め込んでいます。
新しいシリーズになったフローリング材は、種類と色が増えていましてパナソニックさんの力の入れ具合を感じ取れます。
新しい色でインディゴオーク柄というのがあるのですが上の写真の上の段の右から4番目の色柄です。少し変わっている色柄なのですが、下の写真が群馬の工場内に空間展示がしてあったので写真を撮ってみました。この組み合わせでしたらこの色柄のフローリングでもいいかなと思いました。天井もいいですね。
2日目は東京のパナソニックのショールームとリノベーションミュージアムを見学してきました。
平日の午前中でしたので人は少なめでした。大阪の梅田や京都のショールームは打ち合わせでよく行くのですが
東京は初めてです。
下の写真がリノベーションミュージアムの写真です。
ヘリンボーン柄のフローリングで、LDKとか広い面積に貼るとこんな感じでお薦めです。
クローゼットの折れ戸はブルーグレーオーク柄で、床は同じ色の設定がないので違う色となるのですが、壁のアクセントとしてクロスも色を変えているこの色の組み合わせも気になりましたので写真を撮ってみました。
パナソニックさんのフローリングは表面を3回コーティングしているので傷に強く、汚れにも強くて溝までコーティングしてあり、汚れが浸み込みにくくて取れやすいデモを見せていただきました。
工場見学して出来上がる工程を見て、手間や費用がかかっていることに気ずかされました。
やはりモノを作ることは手間がかかり、材料代は当然ですがそれ相応の費用が発生するのは当たり前で
売価の値段を決設定するのは難しいことですよね。
群馬工場、東京ショールームと知らないところに行けて有意義な2日間でした。