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Vol.1 何故あなたはリフォーム・建替えをされたいと感じられたか?
こんにちはインテリアコーディネーターの石下谷です。
今回から何回かに分けリフォーム・建替えをお考えの方に向けて「知っておいて頂いた方が便利・お得」と私なりに感じたこと、
経験してきたことを思いつくままに発信させて頂こうと思います。スタートする前に個人の主観が入るところもあるかと存じますが、そこは若輩者と割愛してお読みいただければ幸いです。
まず初回に、何故あなたはリフォーム・建替えをされたいと感じられたか?を紐解いてブレないご自身を確認頂きたいと思います。
今まで担当させて頂いてきた物件は、どれもご家族やその方の「想い」がそこにありました。
お父様がご病気をされ退院を機に、ご家族それぞれの居場所と「共有しあえる空気感」の為のリフォーム。ご両親やお子様との同居をを機に建替え・等々。
では、それをどのように実現したらいいのでしょうか?
まず・「予算」でしょうか? いいえ。
ここで大事なのが、何の為のリフォーム・建替えか?なんです。
こんな家に住みたい・あんなテイストにしたい・勿論「有り」ですよね?
ただ、それを変えることにより「何を変えたい」のか。その後に、それをする為には?なんです。予算は、その後からです。
今回の新型コロナにより家にいる時間が増え、この機会に「断捨離」と一念発起された方も多々おられると聞きます。
「氣」の入れ替えはすごく大切ですよね?!
カーテン一枚・DIYでクロス一部分・電球色、灯具を変える・観葉植物を置くなど、それだけで気分は切り替えることができます。
まずは、お気に入りの物を配置する。イメージはここからだと思います。何故その部屋を変えたら気分が変わるのか?
高度成長期、お金を掛ければ「良い暮らし」と言う時代もありました。が、今は本当に心の自由な「自分らしい暮らし」が問われていると確信します。
その人らしい暮らしを考えると10人10色…いえ、私は無限大にその人の「暮らし方」はあると思います。ご家族の人数が増えれば増えるほどその数はnの何乗と多く。
敢えて不便な物を取り入れる中での「自由な暮らし」。
バリアフリーが謳われて久しいですが、例えば年老いた母に代わりまだ少し動けるのに(全く動けない時、危険な時は別です)
何かと先回りして手を貸していれば少しづつ体の筋肉や脳が衰えるのが早くなると聞きます。それと同じで何でも便利が一番・では、ないのです。
価値ある家創りはあなたの中にこそあり、定まった形はあるようでないのです。雨露をしのぎ、殻を脱ぐように成長し、それを育むのは「心と体を癒す」家(居場所)にあります。
家族の体を守る「耐震」か、ご家族の成長に合わせたリフォームか。
今はまだ家を整理するところからか。
タイミングに合ったリフォーム・建て替えをお勧めします。
ローンを組む、貯金を少し崩して充てる。年齢に応じ色んなローンの組み方があります。期日に合せ、国の助成金を充当したり弊社だからできる事もあります。
まずは、できるところから取り組まれてはいかがでしょうか?
情報化の時代とは言え、建築家はじめプロにしか判断できないこともあります。
悩まれたときは、まずご相談下さい。
「始めに暮らしありき」インテリアコーディネーターと言う名前を創られた町田ひろ子先生のお言葉です。
次回は、「インテリアスタイル・テイスト」について。(諸事情により内容が変わることもあります)
石下谷 悦子