インテリアコーディネーター コラム
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コラム:Vol.9片付けても、なぜか氣持ちが晴れない理由

きちんと片付けてる積もりなんだけど…。収納の仕方が悪いのか…。収納量が足りてないのでは?
など・なぜか落ち着かない。

そんなご相談は、現場で本当によくあります。「これ以上、何をどうすればいいのか分からない」そう話される方の多くは、すでに十分がんばってこられています。

30年以上、住まいの現場を見てきて感じるのは、片付けや整理整頓だけでは解決しない違和感が、確かに存在するということです。
その正体は、物の量ではなく、暮らしの流れと空間の使われ方のズレにあります。

片付けや整理整頓だけでは解決しない違和感

例えば、導線が今の生活リズムに合っていなかったり、本当は休みたい場所が、いつの間にか家事や物置の役割を背負っていたり。

家は、住む人の変化に合わせて、自然に役割を変えたがっています。けれど間取りや使い方が昔のままだと、無理が生まれ、それが「晴れない感じ」として現れてくるのです。

片付けても氣持ちが晴れない時は、「まだ足りない」のではなく、「今の自分に合っていない」というサインかもしれません。

空間の役割や流れ

片付けても、整えても、それでも晴れない感じが残る時。それは、まだ見直されていない、空間の役割や流れがあるのかもしれません。
家は、今の暮らしに合わなくなった部分を、小さな違和感として知らせてくれます。

空間を“整える対象”としてではなく、今の自分を映す存在として見てみると、違うものが見えてくることがあります。

どこで足が止まるのか。なぜ、そこに行きたくないのか。理由は分からなくても構いません。

そうした感覚に氣づくこと自体が、トレンドを追うだけでなく、ご自分・ご家族らしい本当に休まる空間創り、「やさしい氣持ち」になる空間創りの始まりです。

次回は、
「人生が動くと、なぜ家も動きたがるのか」という視点から、暮らしの変化と住まいの関係について、現場で見てきた実例を交えながらお話しします。

パナソニックの収納

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